朝礼（本日の要点）
Excelのやめ方は4通りです。
×ボタン／ファイルメニュー／タスクバーメニュー／キーボードで終わります。
終了のとき未保存警告が出ます。
4つの選択肢の選び方を学びます。
迷ったらキャンセルで戻り、内容を確認しましょう。
もし誤って閉じても復元で対応できます。
はじめに
こんな不安、ありませんか？
- 「×を押すのが怖い」
- 「保存の選択肢で迷う」
- 「閉じると終了の違いが分からない」
よくある悩みを、短い手順で解消します。
目的は安全に終了すること。
未保存でも、慌てない方法を身につけます。
こんにちは、PCスキル工場のHiroです。
※この記事ではWindows OSを利用しております。
基本の手順
方法1｜×ボタンで終わる（最も簡単）
右上の×を1回クリックします。
警告が出たら、3つの選択肢を読む
- 保存 → 作業を残す
- 保存しない → 作業を捨てる（完全に消えます）
- キャンセル → 終了をやめて戻る
迷ったときはキャンセルを選びます。
元の画面に戻り、落ち着いて確認できます。
方法2｜メニューで閉じると終了を区別
左上のファイルをクリックします。
「閉じる」と「終了」は違う
- 閉じる → 今のファイル（データ）だけ閉じます
- 終了 → Excelという道具全体を片付けます
ファイルが未保存なら警告が出ます。
落ち着いて選択肢を読みましょう。
方法3｜タスクバーの右クリックメニューで終了
タスクバーの”Excelのアイコン”で右クリックします。
右クリックメニュー
- ウィンドウを閉じる → Excelを終了します
ファイルが未保存なら警告が出ます。
落ち着いて選択肢を読みましょう。
Excelがフリーズした際は、重宝します。
方法4｜キーボードで素早く終わる（時短技）
覚えるのは2つだけです。
キーボードショートカット
- Ctrl + W → ファイルを閉じる
- Alt + F4 → Excelを終了
ノートパソコンではFnキーを一緒に押す機種もあります。
その場合は無理せず×ボタンに戻りましょう。
未保存警告の3択を正しく読む
画面の文言が出たら声に出して読むことをお勧めします。
3つの選択肢の意味
| 選択肢 | 意味 | 結果 |
|---|---|---|
| 保存 | 作業を残す | ファイル名と場所を指定 |
| 保存しない | 作業を捨てる | 編集が完全に消える |
| キャンセル | 終了をやめる | 元の画面に戻る |
迷ったら、必ずキャンセルを選びます。
その後、内容をゆっくり確認してから改めて選択します。
よくある失敗と回避策
失敗1｜「×が怖い」
原因
データが消えそうで不安になる。
回避策
キャンセルで必ず戻れることを覚えましょう。
焦らず、内容を確認してから選択します。
失敗2｜「保存の3択で固まる」
原因
文言の意味が分からない。
回避策
声に出して読む。迷ったらキャンセル。
何度でも確認できます。
失敗3｜「閉じる」と「終了」を混同
原因
言葉が似ていて区別がつかない。
回避策
Ctrl + W = ファイルを閉じる
Alt + F4 = Excelを終了
この対応を覚えると迷いません。
失敗4｜「保存しない」を押してしまった
原因
焦ってボタンを押す。
回避策
次はこう進めます。
- キャンセルで戻る
- 内容をもう一度確認
- 保存を選ぶ
失敗5｜「保存場所を忘れた」
原因
毎回、異なる場所に保存している。
回避策
保存場所を1つに決める。
例：デスクトップに統一。
ファイル名に日付を入れると、探しやすくなります。
練習課題（3段階）
初級｜1分：手順通りに実行
課題内容
- 新しいExcelファイルを開く
- セル（枠）に「テスト」と入力
- ×ボタンをクリック
- 「保存」を選ぶ
- デスクトップに保存
- もう一度ファイルを開く
- Ctrl + Wで閉じる
合格条件
ファイルがデスクトップに確実に保存され、再度開いて正常に閉じられること。
標準｜3分：条件を変えて実行
課題内容
- ファイルを開く
- 文字を少し変更（例：「テスト」→「修正」）
- Alt + F4でExcelを終了
- 警告が出たら「保存」を選ぶ
- 別に、キャンセルで戻る流れも試す
合格条件
Alt + F4での終了と、複数の選択肢（保存・キャンセル）を使い分けられること。
安心｜ミスを起こして復元に進む
課題内容
- 練習用データを開く
- 文字を入力・変更
- 保存しないを押す（意図的なミス）
- ファイル → 情報 → ブックの管理 → 保存されていないブックの回復を確認
- ファイルが見つかれば復元、見つからなければ次の備え（Ctrl + Sをこまめに押す）を記憶
合格条件
復元機能を一度体験し、ミスの対応方法を言語化できること。
終礼（本日のまとめ）
- 終了は4通り → ×／ファイル／タスクバー／キーボード
- 未保存警告は守ってくれる合図 → 迷ったらキャンセル
- 「閉じる」と「終了」は違う → Ctrl + W ／ Alt + F4
- 保存は場所を決めて安全に → デスクトップなど統一
- ミスしても復元できる → 焦らず対応
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