朝礼(本日の要点)
- 先頭の0を消さずに保持できる
- 数字は半角、計算は=から始める
- 0を守る方法は‘(アポストロフィ)か表示形式
- 記号は+−×÷ではなく +−*/を使用
はじめに
悩み:入力時の予想外の動き
「001が1になりました」
「1+1が計算されません」
「×や÷が使えません」
解決:入力モード+正しい書き方
数字は半角入力。
計算は=から始める。
0を守るには‘または表示形式。
この3つのルールで、入力トラブルは激減します。
こんにちは、PCスキル工場のHiroです。
※Windows OSの操作を示します。
基本の手順
ステップ1|半角に切り替える(入力の土台)
半角とは
- 半角=英数字用の狭い幅の文字
- 全角=日本語用で広い幅の文字
- Excelの計算は半角で行う
切り替える手順
- キーボードの「半角/全角キー」を押す
- 画面右下のタスクバーを見る
- 「A」マークが出ていれば半角(計算可)
- 「あ」マークが出ていれば全角(計算不可)
半角で入力する
- タスクバーに「A」が表示
- 数字「12」を入力
- Enterで確定
- セル内に「12」が表示される
よくある失敗
| 失敗 | 原因 | 回避 |
|---|---|---|
| 計算できない | 全角のままになった | 入力前に「A」表示確認 |
| 途中で戻った | 入力中に「あ」に変わった | 確定前に「A/あ」を見る |
ステップ2|数字入力の基本ルール
数字を入力するとき
- 半角「A」を確認
- 数字を入力
- Enter で確定
- セルの右側に寄る(これが重要)
右揃え = 数値扱い
| 揃い方 | 扱い | 意味 |
|---|---|---|
| 右揃え | 数値(計算可) | 足し算・掛け算に使える |
| 左揃え | 文字(計算不可) | 計算に使えない |
「右揃え」で何が分かるか
- セルが自動で右へ寄る
- Excelが「数値」と認識した
- 合計(SUM)に使える
テンキー(右側の数字キー)が反応しないとき
| 症状 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 数字が入力されない | NumLock OFF | NumLock キーON |
| ランプが消えている | 機能が無効化 | NumLock ランプ点灯 |
【挿絵】
- 目的:右揃え=数値、NumLock確認
- 赤枠:右揃えセル、NumLock キー、ランプ位置
- alt文:確定後に右揃えで数値が入る様子、NumLock 点灯の図
ステップ3|先頭の 0 を消さない(3つの方法)
なぜ 0 が消えるのか
- Excelは「001」を数値と判定
- 数値は「1」(先頭の0不要)と判定
- 勝手に0を消す
方法1:アポストロフィ「’」を使う
| やり方 | 結果 |
|---|---|
001 と入力 | 1(0が消える) |
'001 と入力 | 001(0が保持される) |
「’」の役割
- ‘=「これは文字ですよ」の指示
- 先頭に’をつけると計算できなくなる
- 表示だけなら「’」で十分
「’」が不向きな場合
- 「001」を合計したい
- 「001」を計算に使いたい
- この場合は方法2・3を使う
方法2:表示形式を「文字列」に変更
- セルを右クリック
- 表示形式をクリック
- 「文字列」を選ぶ
- OKをクリック
- セルに「001」と入力
メリット
- 「’」を手動入力する手間がない
- 見た目が同じ001になる
方法3:ユーザー定義で「000」を設定
- セルを右クリック
- 表示形式をクリック
- ユーザー定義を選ぶ
- 「000」と入力
- OKをクリック
- セルに「1」と入力→「001」と表示
メリット
- 計算に使える
- 見た目は「001」で統一
- 合計も可能
3つの方法の比較
| 方法 | 書き方 | 計算可 | 合計可 | 手間 |
|---|---|---|---|---|
| ‘を使う | '001 | × | × | 毎回入力 |
| 文字列 | 001 | × | × | 設定後は楽 |
| ユーザー定義 | 1 | ○ | ○ | 設定後は楽 |
どの方法を選ぶ
- 表示だけで良い→「’」か「文字列」
- 計算や合計が必要→「ユーザー定義」
ステップ4|計算の基本ルール
計算式の基本
- =(半角イコール)で始める
- +−×÷ではなく +−*/を使う
- 半角で入力→Enter
計算式の書き方
正しい例:
=10+20 → 30
=30−10 → 20
=5*6 → 30
=20/4 → 5
間違い例:
10+20 → 「計算されない」(=がない)
=10+20 → 「計算されない」(全角)
10×20 → 「エラー」(×は使えない)
10÷5 → 「エラー」(÷は使えない)
4つの演算記号
| 記号 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| + | たし算 | =10+5 → 15 |
| − | ひき算 | =10−3 → 7 |
| * | かけ算 | =4*5 → 20 |
| / | わり算 | =20/4 → 5 |
「×」「÷」が使えない理由
- 「×」「÷」はExcelで定義されていない
- 計算記号として認識されない
- エラーになる
正しい記号の場所
| キー | 記号 |
|---|---|
| テンキー「−」 | − |
| キーボード「*」 | * |
| キーボード「/」 | / |
よくある間違い
| 間違い | 理由 | 修正 |
|---|---|---|
=10+20 | 全角 | =10+20 |
10+20 | = がない | =10+20 |
=10×20 | ×が不可 | =10*20 |
=10÷5 | ÷が不可 | =10/5 |
ステップ5|計算される・されないの見分け
計算が成功しているかの確認方法
方法1:セルの揃いで判定
| 揃い方 | 状態 | 計算に使えるか |
|---|---|---|
| 右揃え | 数値 | ○ 使える |
| 左揃え | 文字 | × 使えない |
方法2:数式バーで中身を確認
- セルをクリック
- 画面上部の数式バーを見る
=10+20なら計算式30なら単なる数字
見た目と中身の違い
見た目が「30」でも:
【計算式の結果】
数式バー:=10+20
→ 計算に使える
【ただの文字「30」】
数式バー:30
→ 計算に使えない
表示形式は見た目だけを変える
- 表示形式=見た目の設定
- セルの内容は変わらない
- 見た目が「100」でも、内容が「文字」なら計算不可
計算されていないときの対策
| 症状 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 「123」が合計に入らない | 文字扱い | セルを右クリック→標準に変更 |
| 式が見えてしまう | 表示形式が「文字列」 | 表示形式→標準 |
| 結果が違う | データ型の混在 | 値貼り付けで統一 |
よくある失敗と回避策
001 が 1 になった
原因
Excelが「001」を数値と判定
回避
- ‘001と入力(表示だけ)
- または表示形式→ユーザー定義「000」(計算可)
- 合計が必要→方法2・3を選ぶ
1+1 が計算されない
原因1
「=」をつけ忘れた
回避=1+1 と=から始める
原因2
全角の「=」を使った
回避
半角に切り替える(タスクバー「A」確認)
×や÷が入力できない
原因
「×」「÷」はExcelで使えない記号
回避*(かけ算)と /(わり算)を使う
× → *(Shift+8)
÷ → /(スラッシュキー)
テンキーが反応しない
原因
NumLock が OFF
回避
- NumLock キーを押す
- ランプが点灯するまで
- テンキーで入力
式を表示したい
原因
Excelが自動的に計算を実行
回避
- セルに‘=10+20(先頭に’)
- または表示形式→文字列
- 結果は計算されず「=10+20」と表示
見た目が「100」でも合計に入らない
原因
セルの内容が「文字」
回避
- セルを右クリック
- 表示形式→標準
- 再度セルに100と入力
- 右揃えで数値化
入力モードの確認
半角「A」が表示されているか毎回確認
| 状態 | マーク | 計算 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 半角(計算モード) | A | ◎ 可 | そのまま |
| 全角(日本語モード) | あ | × 不可 | 「半角/全角」キー |
迷ったら「A」に切り替える癖
- 数字を入力する前に「A」確認
- 計算式を入力する前に「A」確認
- 「あ」なら「半角/全角」キーで切替
計算記号の確認(さっと見直す)
| 操作 | 正しい記号 | 間違い | 理由 |
|---|---|---|---|
| たし算 | + | + | 半角を使う |
| ひき算 | − | − | 半角を使う |
| かけ算 | * | ×, * | * を使う |
| わり算 | / | ÷, / | / を使う |
| 式の開始 | = | = | 半角を使う |
練習課題(3段階)
初級|1分:半角+基本計算
課題
- タスクバーに「A」表示確認
- セルに「12」入力→Enter
- 別セルに「=10+20」入力→Enter
- 結果「30」が右揃えで表示
合格条件
半角入力で12が右揃え、=で計算式が実行され30が表示される
標準|3分:先頭 0 を 3 つの方法で保持
課題
- 方法1:’001 と入力→「001」表示
- 方法2:セル→表示形式→文字列で001入力→「001」表示
- 方法3:セル→表示形式→ユーザー定義「000」で1入力→「001」表示
- 3つすべて「001」と表示されることを確認
合格条件
‘・文字列・ユーザー定義の3方法で001を表示できた
安心|ミスから復旧までの全フロー
課題
- NumLock OFF で数字入力失敗を確認
- NumLock ON に切り替え→成功確認
- 全角「=10+20」 で計算失敗確認
- 半角「=10+20」 で再入力→計算成功
- 失敗→原因→復旧の流れを自分の言葉で説明
合格条件
NumLock・半角・全角による失敗を体験し、原因特定と復旧手順を説明できた
終礼(本日のまとめ)
- 数字は半角で入力。タスクバー「A」確認
- 右揃えなら数値。左揃えなら文字
- 先頭0は「’」か表示形式で保持
- 計算は=から。+−*/を使用
- 見た目と中身は別。数式バーで確認
- テンキー不可→NumLock ON
- 計算不可→半角に切り替え


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